4月17日 対 阪神タイガース
逃げきれませんでした。
総じて言えばまるでシーズンの終わりを感じさせる内容で、誤算のオンパレードとなってしまいました。
なぜそう感じたかは最後に書きたいと思います。
では試合を振り返り、所感を書き留めたいと思います。
4/17 東京ヤクルトスワローズ 対 阪神タイガース
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | R | H | E | |
阪神 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 2 | 7 | 14 | 1 |
ヤクルト | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 5 | 9 | 1 |
・ヤクルト本塁打 なし
・阪神本塁打 佐藤輝明 5号 2ラン(8回) 近本光司 2号 2ラン(11回)
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吉村貢司郎、H木澤尚文、H荘司宏太、清水昇、田口麗斗、H石山泰稚、負バウマン – 松本直樹、中村悠平 |
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ビーズリー、門別啓人、ゲラ、岩貞祐太、H石井大智、岩崎優、勝及川雅貴 – 梅野隆太郎、坂本誠志郎 |

西川猛打賞1打点の活躍出典ヤクルト公式サイト2025/04/17
先発吉村貢司郎投手。
相変わらずの不安定さです。
5回まで1失点で持った(ラッキーの連続?)のが不思議といえる内容でした。
シーズンが始まってから全く調子が上がってきません。
一に制球でしょうか・・・意図したところに殆ど行きませんから配球以前の問題です。
球威もなくキレも今一つで綱渡り投球でした。
まあ結果的には凌いで何とか5回は持ちましたので、最低限の仕事はしたと言えるかもしれません。
しかし、相手ビーズリー投手も引きずられたように不出来でしたので、逆転はしましたが攻撃のリズムを持ってくるような内容は見られませんでした。
この先どうするのか。
まあチーム状態が最悪になっていますので、仕切り直しでも良いかもしれません。
ただ、すでに一度仕切り直しをしていてのこれでは、効果はどうなるか疑問です。
試合の方は、引き継いだ木澤尚文、荘司宏太投手がしっかり抑えて流れを持ってきました。
この流れを維持できれば逃げ切りでしたが、清水、田口投手が経て続けに失点で逆転+追加点と完全に流れを阪神に渡してしまいました。
共に不調から少し持ち直したところをこのところ少し見せてはいましたが、結局は昨年とあまり変わらない不調に逆戻りでした。
何とか踏ん張って最終回、相手のミスにも助けられて同点に追いつきましたが、ここで失った流れで決まってしまった感じです。
以降石山泰稚投手、バウマン投手の継投でした。
結果的にはですが、順序が逆だったと思います。
好調の上位に対抗できるのは好調な石山投手で、初登板のバウマン投手には重荷だったのでは?
初めての登板でまだ結論付ける事はできませんが、バウマン投手はセントアップ、クローザーとしては聊か物足りなさを感じます。
球速は出ていますが威力という面ではどうなのかなぁ・・・
また、制球はかなりアバウトの印象です。
まあ当面は中継ぎで様子見でしょうか。
打線は相変わらず低調です。
安打はそれなりに出ました。
まず西川遥輝選手が二塁打2本を含む 3安打1四球1打点と頑張りました。
山田哲人、サンタナ選手が二塁打。
茂木栄五郎、村上宗隆、オスナ選手が安打。
9回までこれだけ安打を打ちながら、得点は3点。
ビーズリー投手の立ち上がりを攻めた1,2回に得点しましたが、初回がサンタナ選手の内野ゴロの間の1点どまりだったのが悔やまれます。
結局3回以降ビーズリー投手は立ち直り、以降は凡打の山となりました。
復帰の村上宗隆選手。
ライトの守備に就き、まぁまぁ何とかの打球処理を見せました。
変わった選手のところには良く打球が飛ぶと言われますが、この試合も村上選手の守備中9回ライトに飛んでいます。
内1回は佐藤選手のホームランでしたので、計8回の打球処理。
エラーなくこなしました。
4打席目には安打を打ち、これからのヤクルトをファン一同夢見たのではと思います。

村上復帰後初安打出典ヤクルト公式サイト2025/04/17
しかし、9回、悪夢が起こりました。
高めの144キロ直球を豪快なスイングで空振りしたあとのことです。
表情が変わりました。
3球目を前に打席を外してベンチに戻ったのです。
バットを換えたいのかな…などとのんきなことを考えましたが、事態は大変なことになりました。
自ら交代を申し出て、代打に赤羽選手が送られたのです。
ベンチに戻ってからは悔しそうな表情と痛さをこらえているかのような表情が交錯します。
上半身のコンディション不良から復帰初戦でのアクシデントでした。
高津監督は「再発です。(症状は)まだ話していないので何とも言えない」とコメント。
一試合で逆戻りとなって、ここはチームも本人も大誤算です。
この村上選手の大誤算が象徴的ですが、チーム今季は誤算のオンパレードです。
ここまで計算が狂うと、まだ4月ですが早々と白旗状態となってしまいました。
さすがに上向く事は難しいのではと感じました。
その理由を考えてみます。
投手。
ローテの中心を担うべき高橋、吉村、奥川投手が揃って不調。
押し上げるべき新しい力も全く見えず、石川、小川投手に頼らなければならない駒不足を超えた無いない状態となりました。
新戦力ランバート投手もいまだ未知数。
ブルペンを昨年支えた小澤、大西投手が不調。
復活を期待の田口、清水投手は復活にはなかなか至らず、山本投手も昨年の状態には戻らず。
抑え期待のバウマン投手は未知数。
木澤、石山投手が支えていますが、このままでは駒不足のしわ寄せが来そうです。
プラス要素は、荘司投手くらいです。
つまり先発、ブルペン共に火の車
打線。
満を持して復帰したはずの村上宗隆選手。
二軍戦で振った力と、一軍戦ここぞでMAXのスイングをした場合では、体に掛ける負担が全く違ったということと思います。
逆にはあのスイングの強さがない選手の場合は、普通にリハビリ成功と言えるかもしれません。
大打者であることが弊害となって出てしまった・・・皮肉です。
村上選手は早々の再発で復帰は相当かかる事になると思われます。
再々発の恐れを考えれば簡単に復帰できず、復帰決断は相当慎重にならざるを得ません。
最悪はシーズンを棒に振ることになることも有りうるかもしれませんし、メジャーは一端保留となるかもしれません。
山田選手は復調の兆しなしで、昨年同様となりそう。
この試合安打を打ちましたし、打点は6、本塁打2本、四球7と一見順調そうに見えます。
しかし打率が.129、守備のエラーが2と、足腰が復調していないように思います。
山田哲人というブランドを考えますと、決して喜べない状態に映ります。
塩見選手は今季は絶望+怪我が常に隣り合わせで計算はできません。
サンタナ、オスナ選手共に十分研究されて、昨年までの数字は期待薄な状態。
当然村上選手不在でマークは2人へとなります。
長岡選手。
やはりこちらもマークがかなり厳しく、さすがに昨年の数字は難しい。
ミート力を逆手に上手く打たされています。
若い力の台頭もあまり見えずで・・・
あれこれ考えますとず~ンと落ち込むのですが・・・
野球はやってみなきゃわからない
そこにわずかな希望を見出して、今後を見ていきたいと思います。
今日は神宮で巨人戦です。
先発はヤクルトが小川泰弘投手、巨人は赤星優志投手と発表されています。
vs
開幕戦3タコを喰らってしまった東京対決。
何とか一矢報いたいのですが・・・
小川投手、流石に前回のような快投は難しいかと思いますが、何とか7回までと願っています。
打線は赤星投手を苦手としています。
開幕戦では1安打無失点でしたから。
今日はどうでしょうか・・・対策を練って頑張ってもらいたいと思います。
プロ野球 セリーグ 試合結果 2025年4月17日
東京ヤクルトスワローズ 5-7 阪神タイガース | 神宮球場 |
東京読売ジャイアンツ 1-9 横浜DaNAベイスターズ | 東京ドーム |
プロ野球 セリーグ 順位表 2025年4月17日
順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | ゲーム差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ![]() |
16 | 9 | 6 | 1 | .600 | 0.0 |
2 | ![]() |
15 | 8 | 6 | 1 | .571 | 0.5 |
3 | ![]() |
17 | 8 | 8 | 1 | .500 | 1.0 |
4 | ![]() |
15 | 6 | 7 | 2 | .462 | 0.5 |
5 | ![]() |
16 | 6 | 8 | 2 | .429 | 0.5 |
6 | ![]() |
13 | 5 | 7 | 1 | .417 | 0.0 |
なんだか定位置に
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